経済の活性化、グローバル化の進展など企業を取り巻く経営環境が大きく変化する中、ICT システムの構築や拡大、運用にも、事業の変化に追従できるスピード感や規模の柔軟性と、それらに対する適切な投資が求められています。これまで、これらICTシステムに要求する機能・コンポーネントは、ベンダーのロードマップに従って開発・提供されていましたが、ここへきて、データセンター事業者やサービスプロバイダーなどが主導する形で技術的革新が進み、そこで誕生した技術をオープンに共有をすることで広く普及を促すという傾向が生まれています。ビジネスに不可欠なICTシステム基盤は、ベンダーフリーでより柔軟に、より適切なコストで、短い期間で構築できるというエコシステムが急速に拡大してきています。
本講演では、近年最もオープン化が加速しているネットワーク領域中心に、NTTデータがどのようにオープン技術を活用して、お客様のビジネスに貢献する、高信頼で安全なITシステム基盤の構築と、継続性の高い運用を実現しているのか、その取り組みについてご紹介します。
※SDN＝Software Defined Network
※軽食をご用意しております。

タブレット端末などのスマートデバイスの業務利用が進み、オフィスでは無線LANが浸透しています。さらに、M2M（Machine to Machine）の普及やISDNのサービス提供終了により、ネットワークは有線から無線へと急速にシフトしていきます。しかし、無線を企業ネットワークで使うためには、品質面などでクリアすべき課題も多くあります。
本講演では、無線LAN（Wi-Fi）、無線WAN（3G/LTE）、920MHz帯無線通信などの無線ネットワーク技術にフォーカスを当て、企業はこれらの多様な無線技術をどのように活用していくべきか、ユースケースを交えながら分かりやすくご紹介します。

東日本大震災後、南海トラフ巨大地震や首都直下地震が懸念される中、全国的には地球規模の気候変動により豪雨や台風のよる被害が相次ぎ、これまでにも増して自然の脅威の来襲に対する備えの重要性が社会的に求められています。自然の脅威から国民の生命と財産を守り、安心安全な社会の実現に資する情報を提供する民間気象情報会社に対する期待も高まってきています。一方、オープンデータ、ビッグデータ、クラウド、モバイルといった、ICT環境も劇的に進化し、これまでは実現が難しかった「あったらいいな」と思える仕組みも十分に活用できる段階に入っています。本講演では、独自のオンラインリアルタイム・ビッグデータ処理とクラウドコンピューティング技術の組み合わせにより、頻繁に更新される膨大かつ多様な気象情報データを高速に処理することにより、利用者の判断や行動に資する情報の提供をを可能にした株式会社ハレックスの最新ソリューションと、総合気象情報会社としての取り組みについてご紹介します。

NTTドコモからもiPhoneの販売が開始され、市場動向を慎重に見てきた「セキュリティ重視型企業」においても、いよいよスマートフォンやタブレット端末の業務活用が本格化しそうです。メール参照にとどまらず、決裁などの業務へ本格活用したときのセキュリティ対策や、iPadを経営会議や社内研修に適用してペーパーレス化と効率化を図る取り組みなど、本講演では事例を交えながら、日々のビジネスシーンでスマートデバイスをセキュアに活用するためのノウハウを、その導入から活用まで分かりやすく解説します。

ビッグデータやスマートデバイスなど、ICTを取り巻く環境が急激に変化する中で、お客様のビジネスのスピードや変化に対応するシステム開発が求められています。しかし、情報システムの運用の現場では、システムを刷新したくとも、長年運用されているシステムのコードが複雑化し、ノウハウも属人化するなど、既存の資産が障害となっています。
NTTデータでは、現行システム解析から設計・製造・テストの、システム開発一連の作業の自動化に取り組んできました。自動化により、これまで人海戦術でこなしてきた作業の効率化するとともに、複雑な分析を伴う高度な自動化も可能となっています。こうした「生産技術革新」により、NTTデータは、高品質、高信頼は維持した短期開発を実現し、お客様の変革スピードに応えるシステム開発の提供をしていきます。
本講演では、生産技術革新の取り組みをご紹介するとともに、システム開発の方向性についても提言します。

業種や業界を問わず、企業はソーシャルアナリティクスに関心を寄せ始めています。NTTデータでは、米国Twitter社とデータ再販の契約を締結し、ツイートデータを全量保有し、再販できる日本唯一の企業となります。また、分析SaaS「なずきのおと」を約3年にわたって提供・運営しており、分析ノウハウも蓄積してきています。
本講演では、Twitter分析の基本的な内容から、大量データを複雑に組み合わせたビッグデータ分析まで、事例を交えながらご紹介します。

情報通信技術の革新に伴い、社会や企業を取り巻く情報セキュリティ環境も大きな変革期を迎えています。高度化するサイバー攻撃は、従来の防御を中心としたセキュリティ対策では防ぎ切れません。予兆や発生の事実を速やかに検知するとともに、セキュリティインシデントが発生した際には、被害を最小限に抑え、速やかに回復するための仕組みが求められています。
本講演では、サイバーセキュリティの現状、検知や回復のためのSIEM（Security Information and Event Management）やフォレンジックといった、注目を集めているセキュリティ技術について解説します。また、NTTデータにおけるトータル・マネージド・セキュリティに関する取り組みについても併せてご紹介します。
※本講演を最後まで聴講いただいた皆様にもれなく、お土産を差し上げております。